“意思的寄付” ではなく “自動寄付” で東北被災地を支援する独自カードがアツイ!

2018年も『デジキャリ』をどうぞよろしくお願い申しあげます。

東北生まれの “東北被災地支援” カードに注目

早速ですが今年最初の記事は、東北発 “被災地支援の寄付ができるクレジットカード”をご紹介します。福島県と福島県観光物産交流協会、仙台市のクレジットカード事業者である日専連ライフサービスが運営する「フクラムカード」は、買い物の際にクレジットで支払いをすると購入額の0.1%が福島県らで運営するフクラムカード推進協議会の収入になる仕組みを構築しています。

画像出典:フクラムカードWebサイト
画像出典:フクラムカードWebサイト

フクラムカードは福島県産品に限定せず、通常の買い物でもOK。売上の一部を風評払拭や福島県産品の振興に充てられる仕組みです。本カードは自治体が連携してクレジットカードを発行するという全国でも初となる事例で、平成24年から開始し平成28年度までの累計支援額が2,869,475円となっています。

一方、クレジットカードではなくポイントカード型で被災地支援につなげるのは宮城県気仙沼市の気仙沼観光推進機構が発行している「気仙沼クルーカード」。

画像出典:サイモンズWebサイト
画像出典:サイモンズWebサイト

東京のポイントサービス事業を展開するサイモンズと協力し、有効期限内に使われなかったポイント(失効ポイント)を1ポイント=1円として地域の活性化のためにサイモンズが寄付する仕組みです。もともとサイモンズでは「持続可能な活性化された地域社会」を実現するためのポイントカードシステムで実績があります。カード会員、加盟店、企業・団体、地域社会が支えあい、持続可能な共生ネットワークを構築できることを目指したものです。

失効ポイントが寄付になる!在住者だけでなく1,500の加盟店での買い物に全国から使える

気仙沼クルーカードとは、『新たな市民』概念のためのメンバーシップカードです。気仙沼で暮らす人や故郷を離れている人、ボランティアや観光客もみんながこの船に乗りあう「Crew=乗組員」ととらえ、みんなが街のクルーになって気仙沼を元気にうごかしていく新しい「市民」を提唱しています。市内のクルーシップ加盟店での買い物に使え、1ポイントイコール1円を貯めることができます。その他、サイモンズ提携のじゃらんやディノスなど、1,500点もの全国ネットショップでの買い物でもポイントがつくので、遠距離からでも活用して支援することが可能なのです。

日本経済新聞によると会員は約9000人ほどおり、約3割が首都圏など宮城県外在住者だそう。なお、カードは月間2000万円ずつ利用があり、数十万円分のポイントがあるとのことです。

寄付は意思的に継続することが難しいものですが、通常の買い物をしながら自動的に寄付につながるこうした取り組みは生活のなかに取り込まれやすく、持続可能なモデルです。特にサイモンズの地域活性化事例は、『企業』『地域』『個人』三者それぞれの社会的責任を果たす連携から成る点で、地域独自の経済潮流を生む可能性もあるのではないでしょうか。