日立がアメリカにIoTの「世界本社」を発足!従業員7000人規模で存在感を見せる

世界の後塵を拝している日本勢のIoT、日立がアメリカに新会社を発足!

日立製作所は20日、アメリカでIoT関連の2つの子会社を統合し新会社を発足、これをIoT事業の 「世界本社」 という位置づけに置くことを発表しました。

〇日立ヴァンタラ発足 プレスリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2017/09/0920b.html

画像出典:日立ヴァンタラ社Webサイト
画像出典:日立ヴァンタラ社Webサイト

デジタライゼーションにより大きな変化に直面している現代社会。あらゆるモノがつながるようになり、AIやロボティクスといった最先端技術が生活を大きく進化させています。同時にデータ活用の機会は今までになく拡大しており、OT機器やIT機器から得られるさまざまなデータから、データアナリティクスにより売上拡大や顧客満足の向上、コスト削減などの価値が創出されています。このように大きく変化する世界に対し、今回、日立は日立グループのOTとITの強みを融合したデジタルソリューションの展開を加速するため、日立ヴァンタラ社の発足に至りました。日立ヴァンタラ社は、日立データシステムズ社が提供してきたストレージ等の情報インフラやソリューション、ペンタホ社が提供してきたビッグデータアナリティクスの提供を引き続き行うほか、IoTプラットフォーム「Lumada」の開発を加速し、顧客やパートナーとの協創を通じたサービスの提供を拡大して、日立グループの社会イノベーション事業拡大をリードすると目されています。

2018年度のIoT事業売上高を1兆500億円に目標設定

前述のとおり、新会社はグローバル展開を統括する「世界本社」としての機能を設置。日本のIT部隊や中国、インド、欧州に点在する技術者と連携し、新サービスの開発や顧客企業への営業提案を担う位置づけです。組織や部門をまたいだ全社横断で指示できる機能を持たせ、IoT最先端のシリコンバレーから各国市場の開拓を率いていくとしています。

「デジキャリ」 でも何度か報じている、日本勢のIoT推進の遅れは否定できなく、企業連合などによる加速化傾向が見られます。

東急電鉄・パナソニック・マイクロソフトなど企業連合で “暮らしのIoT” 目指したアライアンスを設立

この度発足した新会社が背負う目標は高く、海外勢と比してインフラ分野に強みを発揮する差別化ももたせています。

日立は新会社を軸に世界のIT人材を一体運用する方針で、2万人規模のIoT人材を抱えるGEなどに対抗できる体制が整う。2018年度にはIoT事業の売上高を1兆500億円と16年度比で2割引き上げる目標だ。(出典:日本経済新聞

新会社の日立ヴァンタラ社は、世界130カ所の拠点に従業員7,000人というスケール感を誇り、今後のIoT分野において確かな存在感を発揮していくことと想像されています。