クレジットカードに電源機能!?高セキュリティ対策カードが三井住友からリリース予定

クレジットカード利用率向上と比例する不正利用被害。2月にも三井住友カードから電源機能つきカード登場か?

先進国でクレジットカード使用よりも現金払いが主流なのは、日本だけとも言われています。となると、いよいよ間近に迫った東京オリンピック・パラリンピックにおける訪日客の増加に向けてキャッシュレス化が一気に加速する見込みです。数年来のインバウンド需要やビットコインの台頭も外的要因ではあります。

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しかしながら、日本クレジット協会による調査では2017年第2四半期におけるクレジットカードの不正使用被害額は、前四半期の9.2%増となる61億7000万円にものぼりました。なかでも、クレジットカード番号の盗用が7割超、前四半期の56億5000万円と比較して9.2%増となっている事実も見逃すことができません。

そんな折、日本経済新聞が報じたところによると、三井住友カードは早ければ今年2月にも、クレジットカードに電源機能を搭載したカードを発行する計画であることがわかりました。

カード番号の一部は液晶画面で、その横に電源ボタンをつける。顧客はカードの暗証番号とは別に4~8桁のパスワードを設定。電源をオンにしてパスワードを入力すると隠れている番号が表示され、使えるようになる。(出典:日本経済新聞

要するに、使用の際はスイッチを入れてパスワードを入力しないと、カード情報を読み取るためのICチップが働かない仕組み。となれば当然カード番号も表示されないので、万一盗難されたり紛失の際も、パスワードを知っている本人でないと利用ができないので被害拡大を抑制できるというものです。また、電源は8分で自動的にオフとなるため、落としたとしても第三者が使用するのはほぼ困難とされています。

差し出すだけで決済ができる利便性がクレジットカードの一つのメリットでもあるので、使用の際に毎回電源オンとパスワード入力という手間が発生しますが、セキュリティを高めて不正使用を防ぎたい人にはメリットの方が大きそう。

後発の楽天カードが業界首位に!いよいよリアルになる「楽天経済圏」の勢い

もう一つ、クレジットカード関連のニュースをご紹介します。

クレジットカード業界では後発である楽天カードが、三菱UFJニコスなど銀行系を抜き、自社発行ベースで初めて首位となった模様。2017年4~9月期の取扱高は約3兆円に到達、業界勢力図を大きく書き換える勢いです。同社が取扱高を急速に伸ばしている鍵は、やはりポイント付与システム。2016年は2000億円分のポイントを利用者に付与し、強みはグループ内でポイント消費が可能なサービスを多数抱えていることです。楽天市場でそのままポイントを利用して買い物をすることができるので、ただのポイント付与でなく、サービスの販促に充分貢献している仕組みが奏功しました。

海外展開も強化していく方針を表明している楽天カード、ボーダレスな「楽天経済圏」がリアルなものとなっています。