連携ラッシュ!DeNA系エブリスタ、双葉社と共同出資会社設立。任天堂『マリオ』は米映画製作会社と協業へ

ほとんど連日に渡って、富士フイルムと米ゼロックスのような大型の提携や買収のニュースで賑わっていますが、本日も興味深い事例をご紹介します。photo by Joi

プラットフォーマーとコンテンツ企業の連携が増。“餅は餅屋” で強みを活かしあう体制づくりへ

DeNA子会社で小説投稿サイト運営のエブリスタと、出版社の双葉社が本日2月1日、コンテンツの権利管理や制作を担う共同出資会社を設立したと発表しました。現時点で両社のWebサイト上で詳しいリリースがないのですが、親会社であるDeNAのリリースに詳細が発表されています。

〇エブリスタと双葉社が共同出資会社「DEF STUDIOS株式会社」を設立 コンテンツ制作、ライツ展開、海外事業等を強化

両社は共同出資会社DEF STUDIOS株式会社(以下、デフスタジオ)を設立し、投稿サイトで人気の高い小説を漫画やアニメなど複数のメディアに展開したり、海外販売していくことを計画しています。この度の連携に至る以前に、両社は人気作品の書籍化・コミカライズ・映像化などに共同で取り組み、多数のヒット作を輩出。そうした実績を受け、コンテンツ制作・ライツ展開・海外事業等を一層強化することを目的に、新会社を設立したとしています。

デフスタジオでは、エブリスタから投稿プラットフォームを活用した原作発掘、双葉社からは編集ノウハウを生かしたコンテンツの企画・制作の側面から協力を得ながら、事業を進めます。また、コンテンツ(主に出版物)の企画・制作事業にとどまらず、人気作品を映像化するなどのクロスメディア展開や、DeNAグループが持つ海外事業の経験やネットワークを生かし、中国を中心とした海外へのIP展開についても積極的に取り組んでいくことを発表しています。なお本日付けで設立されたデフスタジオの代表にはエブリスタ取締役の川崎 龍一郎氏が就任、出資金の内訳はエブリスタ:51% 双葉社:49%となっています。

画像出典:エブリスタWebサイト
画像出典:エブリスタWebサイト

DeNAとメディアコンテンツ企業の連携で言えば、昨年、小学館と共同出資のもと『MERY』を新規オープンさせています。それが契機とは言わないはずですが、 “餅は餅屋” の姿勢を強めている印象も受けます。

人気キャラ「マリオ」擁する任天堂、米イルミネーションと協業で映画製作へ

もう一件、同じく1日、任天堂が擁するおなじみの人気キャラクター、「マリオ」を使ったアニメ映画を製作することと発表しました。製作にあたって「ミニオン」シリーズなどを手がける米イルミネーションと協業。日本経済新聞によると、資金は米ユニバーサル・ピクチャーズと分担し、同社が全世界に配給する仕組み。また、任天堂は2020年夏をめどにユニバーサル・スタジオ・ジャパンで自社キャラクターを使ったテーマパークを開業することも明らかにしています。このところ、ゲーム機の販促に落とし込むために、食品や衣料品へなどライフスタイル分野での露出も増やしており、君島達己社長は「任天堂がビジネスを行う上での競争力の源泉にしたい」と話したとしています。

年度末の3月を前に、今後も大型案件の連携ニュースが予感されます。