2020.05.14

Q.

最大手デジタル広告代理店から大手事業会社のマーケティング職への転身はできる?

名前:本田 弘(仮名)
年齢:32歳
性別:男性
社会人歴:4年目年~7年目
年収:700万円~999万円
業界:総合広告代理店
職種:営業/コンサル/プロデューサー
会社規模:【国内】大手・上場企業
ポジション:現場・リーダー
転職回数:1回


新卒からずっとデジタル系広告代理店で広告営業を担当してきました。現在は親会社の大手広告代理店のデジタル事業部に常駐し、主に大手広告主のデジタル広告の課題解決に従事しています。

しかし近々異動が決まってしまい、配属先の環境を考えるとスキルを伸ばせそうになく、転職を決意しました。

デジタルレベルの高い提案ができそうな広告代理店か、もしくは長年気になっている事業会社のマーケティング職へのチャレンジも視野にいれています。

 

ただし現在の会社が最大手の代理店なので、同業他社への転職では年収がきっと下がるだろうなと思うと現職のままでいいか…と思う一方、

30歳半ばな現状を考えると大手事業会社(メーカー系)のマーケティング職に転身できるはラストチャンスではと感じており、年収下げてでも大手事業会社でいけそうな会社があれば挑戦したいです。

なお、基本的な広告運用やGoogleアナリティクス知識はあり、独学で資格も取得しました。

2020/5/14

A.

結論からお伝えすると、
事業会社マーケティング職が叶わないのであれば、現職にとどまるべきだと思います。

理由としては、
残念ながらご存じの通り、広告代理店は昔ほど高収益体制ではなくなってきているため、現在の大手広告代理店以外だと、働き方・給与はある程度の覚悟が必要でしょう。

もちろん今回の異動による仕事内容へのご不満も理解はできますが、とはいえ、大きな会社であれば部署の変更も今後もありますし、そもそもデジタルソリューションの最先端の情報や優秀な人材も最大手の代理店に集まってきているというのは改めて理解された方が良いと思います。

では次に、事業会社のマーケティング職への転職を考えてみる場合のお話です。
事業会社のマーケティング職といっても幅広いので、普段代理店でやりとりしているような事業会社のデジタル広告担当をイメージしてお話します。

まず大前提として世の中の「売り手市場」に対し、事業会社マーケティング職はかなりの「買い手市場」という現状があります。募集案件数よりもそこに転職したい人が多い状況です。
そのような状況で、企業が求める人材は「同じような商材を扱っている事業会社の同様なポジションにいた人」。

広告運用周りは代理店も事業会社担当と呼吸を合わせて、同じような仕事をしていますが、代理店の方への市場評価は少し低く思われているようです。
良く事業会社の採用担当から聞く言葉は、「スタンスが違う」「話やまとめるのはうまいが自分で手を動かさない」などなど(笑)。
例えば、代理店営業で評価されるのは「広告予算を取ってくること」ですよね。事業会社マーケティング職で評価されるのは、「少ない予算で最大の効果を出すこと」。
この点だけでも、彼らの言うスタンスの違いは出てきそうですよね。

しかし、どうしても事業会社への転職を諦めきれないのであれば、1ステップおいて数年後にその道にチャレンジするというのは考える事は可能です。

例えば、デジタルメディアやサービスを行っている事業会社に、今の経験と近いデジタル商材のセールス分野で転職。そこで実績を作ってから、そのマーケティング側に転身する方法です。
楽天、リクルート、ヤフー、LINEなどは新規事業が毎年いくつも立ち上がっており、セールスで活躍したメンバーがマーケティング側のコンバートはいくらでも出てきます。そこでは単なる広告・販促以外のマーケティングの仕事もたくさん経験できるのではないでしょうか。
そこで実績をきちんと作ってから大手事業会社マーケティング職へのステップアップの方が現実味がありそうですね。

回答者 黒瀬 雄一郎

株式会社ウィンスリー 代表

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