リーダーズ・プロファイル:Case 02 読売広告社 遠藤雅巳氏②

遠藤雅巳

(株)読売広告社

統合ソリューション局 ストラテジック プランナー

2016.09.08


リーダーズ・プロファイル:Case 02 読売広告社 遠藤雅巳氏②

 

現在は、読売広告社でストラテジック プランナーとして活躍されている遠藤 雅巳 氏。 “デジタル” という誰もが手探りで正解を探していた領域に大学卒業以来足を踏み入れ、約 10 年間、デジタル領域の戦略策定、エグゼキューションプランニングと実践など、多くの経験を積み重ねてきました。後編となる今回は、 今後のビジョンや課題について、そして今在籍している読売広告社についても語っていただきました。

 

クライアントの要望に必死で応えきる経験を重ねてたどり着いた、 “利他的” 個人主義

 

現在は、いわゆる広告会社のレガシーなストプラの業務も、これまで経験を積んできたデジタル領域の業務も行っています。今後のキャリアプランとしては、目指すべき指針はありつつも、明確な計画に基づいて進む予定はありません。計画を立てたそばから移り変わる位のスピードで潮目が変わっていくような領域に身を置いていましたので、 5 年後、業界も自分もどうなっているか本当に予測がつかないですし、予測可能な範囲ではないかもしれない、と考えています。ですが、実現し続けていきたいと思うのは、本質的な課題は何かを追求し、今一番有効と思われる解決策を見つけて実践し、クライアントの期待を超えていくこと。そしてその課題解決のためには、自分自身のディレクションスキル、プランニングスキルの向上は、妥協なく追求していくということです。また、与えられたミッションを達成するためベストなチームを構築すること、そのチームでパフォーマンスを最大限発揮するためのマネジメント能力を備えていきたいということも考えています。

 

また今後、身につけておきたい武器の一つに、英語があります。より効果の高いデジタルマーケティングを実践していくには、まだ日本に浸透していない BI ツールや DMP ソリューション、日本には実在しないまったく新しいコンセプトを持ったシステムなど、さまざまなレイヤーでモノ・サービスを見ていくこと、検討・導入することが必須だと感じています。これらのツールは海外製品が中心で、内容や仕組みを理解して比較していくには、英語力が欠かせません。

 

現在はクライアント側が自社でツールを選定し、導入まで進めるという時代。広告会社は、お客様以上に勉強し、次々に登場するデジタルツールの長所・短所を理解しておく必要があります。目利きでなくてはならないため、英会話スキルではない語学力を身に着けたいと思っています。

 

 

必死で汗をかけるメンバーが揃っているからこそ、チームでいい仕事ができる。社員の勤続年数の長さには、会社の魅力が隠されている

 

読売広告社に入社して 2 年になります。私はこれまで、ネット専業から大手、外資など、さまざまな環境やカルチャーに身をおく機会がありました。そんな私が実感しているこの会社の社員の特徴は、 “汗をかける” ことだと思います。クライアントのために自ら頭と手を動かせる人が揃っており、中堅広告会社ならではの小回りや対応力で、愚直に仕事を進めていきます。たとえば、セールスしやすい説得材料やロジックをアウトプットすると、それを営業担当がきちんと利用して必死で仕事をとってくる、というのが弊社の営業スタイルで、そういうがむしゃらなところが、この会社の社風であり、良さでもあるなと感じています。

 

会社組織としても、本当に働きやすくいい会社だと思います。もともとデジタル系企業・組織や、外資企業に在籍した経験から特にそう感じるのかもしれませんが、社員の平均勤続年数がとても長く、勤続年数 20 年以上という社員が多くいるということに驚きました。個々の社員の素質や可能性を見い出し、場合によっては個別に、最適なキャリアステップを提示されることもあります。 600 人超という社員を抱えている会社で、一人ひとりの社員に対してこういった対応を取れる会社は少ないのではないでしょうか。競合プレゼンやクライアントへの提案作業が立て込むとハードワークでつらいと感じることももちろんありますが、そういった “個” をみて最適化しようとする部分に、結果的に救われていることが多いです。私が今統合ソリューション局にいるのも、私の経験や能力をよく見て、采配してくれている結果なのだと思います。

 

 

アピールポイントは一つでいい。それが徹底的に磨き抜かれたものならば

 

私はこれまで、どこにいっても “自分は何ができるか” という強みをひと言で言えるように心がけてきました。たった一つでいいので、それを徹底的に磨き抜いておくことが重要だと感じています。転職をして新天地に行ったとしても、そこの環境で自分の能力が急に花開いてすぐ成長できる、という夢のようなことはないと思っています。今いる場所で自分の強みを活かして一つひとつ成果を上げていくことが、思いもよらない新たな出会いと展開につながっていく。自分の経験からも、そのように考えています。私の場合は、 “デジタル” という領域で、現場実務経験を積み重ねてきました。その経験があって今は統合プランニング起点で、戦略から戦術までを設計し実行するようになりましたし、幅広の視野と情報をもって考えることは、ビジネスやマーケティングの一番重要なポイントにたどり着く鍵のように思います。

 

また、社内外での人間関係を作っておくことも非常に重要であると思います。関係性の強さは問わずに、いろいろな人に積極的に自分からオープンになって接していくことで、結果的に仕事の幅が広がっていきます。これは仕事、これはプライベートと、あえて明確な区切りをつけずにいると、何かあった時に知恵を借りられたり、思いがけずに助けてもらえたりするものだなと思っています。そのようにして得た学びや経験で自分以外の価値観を知って刺激を受けられるし、情報収集もできるなど、プラスになることばかりです。これからも携わる領域のなかで “現場感覚” を磨き、私なりに私の道を築き、歩んで行けたら、と考えています。

 

 

リーダーズ・プロファイル:Case 02 読売広告社 遠藤雅巳氏①

リーダーズ・プロファイル:Case 02 読売広告社 遠藤雅巳氏②

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