企業研究レポート:(株)ネクステッジ電通 松野泰大①

松野 泰大

(株)ネクステッジ電通

コンサルティング部門/デジタル戦略推進部 部長

2016.02.19


企業研究レポート:(株)ネクステッジ電通 松野泰大①

 

 

2013年5月に設立された(株)ネクステッジ電通。「次世代の電通になる」という意味で名付けられた同社は、電通グループのデジタルマーケティングの中核を担う、デジタル広告運用のノウハウを集結したスペシャリスト集団です。

 

“世界標準レベルのデジタル広告事業”を電通が本気で狙うべく設立されたネクステッジ電通において、デジタル戦略推進部の部長としてデジタルマーケティングの最前線に立つ松野 泰大氏にインタビューを実施。現場の、そして業界のリアリティに満ちた視点で、同社について、そしてデジタルマーケティングの今について、語っていただきました。

 

デジタルマーケティングが拓く挑戦が、“広告”の定義すら刷新していく。ネクステッジ電通とは

 

私たちネクステッジ電通のミッションは、電通と連携して精度の高いデジタルマーケティングを通じてクライアントに成果を提供することです。ペイドメディアからオウンドメディアまで、デジタルマーケティングの統合的なコンサルティングを行っています。

 

主たる領域はデジタルなのですが、スタートアップ企業などは特に、どうしても認知度が低かったりする場合があります。そういった場合、デジタルだけで広告を展開していても望む結果にたどり着けないことがあります。そういった時は、電通と連携しながら、デジタルだけでなくテレビや新聞など、マス媒体も含めた展開を提案するという場合もあるのですが、これは他社にはおそらく難しいことだと思います。電通グループという強みを持つ我々は、デジタルを知りぬいたうえで広告予算の限られたクライアント、または主観的な経験則でデジタル至上主義的なクライアントに対して、「真の課題」をもらさず解決するプランニングができる布陣とナレッジを持っています。これまでのマスマーケティングでは、テレビでリーチを獲得してデジタルで拡散、というメインストリームがありましたが、我々はデジタルを起点にマスプロモーションも含めた統合ソリューションを提案することができるのです。

 

 

最新最適のデジタルマーケティングと共に、顧客ニーズを漏らさず応えきることの適う電通本体との協働体制

 

ネット専業の広告代理店と、私たちの相違の最たるものは、デジタルだけではなく電通グループの国内外に拡がるネットワークと広告手段を駆使した、総体的なソリューション提供ができることです。そのクライアントが抱える「真の課題」を解決するためには何が必要なのか。表面的な課題を一時的に解決するのではなく、問題の本質を見抜いて解決するために、マスが必要であればマス媒体を活用しますし、そこからデジタルで広げていくということもします。電通グループのネットワークと知見を駆使し、視野を広く持ったプランニングができるという点に、我々の競争優位性があります。

 

電通グループの中には、多数のデジタル領域を扱う会社がありますが、国内有数の広告費を抱える大企業をクライアントに持ち、その大型クライアントが望む、高くシビアな成果に応え得る成果を創出すべくソリューションを提供できることが、特に、ネクステッジ電通の醍醐味ですね。

さらに、ネクステッジ電通においては、電通本体と一体、もしくは電通よりも前に出て、大型のお客さんにどんどん入り込んでいきます。そしてデジタルアドのプロフェッショナルとして、そのクライアントの課題解決のために最新の知見と技術を駆使し、プロフェッショナルだからこそできる、最高、かつ最新、最適なデジタルマーケティングの手法を提案し、実行しています。

 

キーワードで言うと、「大型クライアント」「AOR(Agency Of Record =一代理店ですべての領域を担う、指定広告代理店のこと) 」、「深掘り」というのが弊社の特徴になります。

 

 

(株)ウィンスリー代表 黒瀬が聞く、「採用現場」の本音

 

黒瀬:いわゆるネット専業の代理店と、ネクステッジ電通の相違は具体的にはどんなことでしょうか?また、営業担当者の場合ではどういう違いがありますか?

 

松野:ネクステッジ電通で仕事をしていると、周辺領域のプロフェッショナルと関わる機会が段違いに多いと思います。電通の中にいる分析のプロフェッショナル、クリエーティブのプロフェッショナル、営業のプロフェッショナルなどの、各プロフェッショナルと同じチームで仕事をすることになります。電通におけるプロフェッショナルというのは、すなわち日本の広告界で最高レベルのプロフェッショナルということ。そんな日本の広告界を代表するプロフェッショナルとネクステッジ電通のメンバーとして関わることで、ネット専業の代理店では持ち得ない分野で、自分の引き出しを増やし、成長できるはずです。さらに、そのプロフェッショナルの彼らに対して、デジタルのプロフェッショナルとして主張していける環境がここにはあります。

 

黒瀬:では、同じように、ネット専業の代理店のコンサルタントと、ネクステッジ電通のコンサルタントにおいてはどういう違いがありますか?

 

松野:まず大前提として、弊社にはクライアント対応や、クライアントのための施策の実行などに専念できる環境があります。その上で違いとしては、私たちのクライアントは、コンサルに非常に高いレベルを求めています。日々数字の報告をして終わり、というような単純な仕事のやり方ではなく、クライアントの立場に寄り添って、常にマーケティング視点を持ちながら付加価値を持って働くということが求められます。これは、一般的な運用コンサルしか経験したことがない方からすると刺激的だと思います。

 

黒瀬:ネット専業会社からリプレイスするクライアントもいるんでしょうか? どういった理由でリプレイスされるのでしょうか?

 

松野:マーケティングの視点を持っているかどうかということだと思います。

 

クライアントの課題を的確に突いて、深い課題解決の提案と実行力の証明ができた時はコンペに勝てたりリプレイス先として選ばれたりします。

 

黒瀬:2013年に御社が立ち上がった時と比べて、クライアントの求める要望に変化はありますか?

 

松野:クライアントも個別手法の最適化だけを求めてくるケースは少なくなってきており、パートナーになってくれる代理店を探している印象があります。トータルで本質的に考えて、何が必要なのかを提案してくれる代理店を求めているんじゃないかと思います。

 

黒瀬:コンサルティングファームもこの分野に進出してきていますが、コンペでぶつかったりすることはあるのでしょうか?

 

松野:コンサルファームが競合に入ってきた事例は、今年に入って2件ありますね。

集客だけではなく、宣伝、戦略、CRM、サイト構築など、すべてをどうにかしたいと考えて頼んでくるクライアントがコンペで呼んでいたようです。

 

 

<黒瀬のコメント>

 

小職も、長らく電通グループにおり、3年前のネクステッジ電通のローンチ段階は内情含めてよく知っていたのですが、当時の杉浦社長が目指すと言っていたゴールに着々と近づいている印象です。

 

現場レベルでも電通本体との積極的な連携を行ない、マーケ課題全体を意識した提案力が根付いてきているようです。

ここは既存のネット専業代理店と圧倒的な差が出てくるでしょう。

 

まだ道半ばですが、統合デジタルマーケティングのソリューションでは名実とともにダントツのNo.1になっていく間違いの無い会社の一つですね。

 

企業研究レポート:(株)ネクステッジ電通 松野泰大①

企業研究レポート:(株)ネクステッジ電通 松野泰大②

プロフェッショナルの現場から (株)ネクステッジ電通 松野 泰大

 

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