≪私のレジュメ≫(株)インフォバーン執行役員 田中準也ができるまで①

田中準也

(株)インフォバーン

執行役員、アカウントプランニング部門 および DIGIDAY 事業担当

2016.10.03


≪私のレジュメ≫(株)インフォバーン執行役員 田中準也ができるまで①

 

デジタルエージェンシーである(株)インフォバーンで執行役員を務め、 DIGIDAY事業を統括する田中準也氏。 DIGIDAY事業では、デジタルマーケティング戦略情報メディア 「 DIGIDAY [日本版]」 の運営、イベント事業などを行うと共に、企業のマーケティング支援業務におけるアカウントプランニング部門を統括されています。これまでデジタルマーケティングの領域で、先進性にあふれたプロジェクトを多数手がけてこられた田中氏に、ご自身の歩みを振り返っていただきました。

 

株式会社インフォバーン 田中 準也氏

 

 

インフォバーン執行役員、 DIGIDAY 事業を統括。デジタルマーケティング最前線で生きる毎日とは

 

インフォバーンは 「人と企業をメディアでつなぐ」 をコンセプトにしているデジタルエージェンシーです。グループ会社には 「ギズモード・ジャパン」 や 「ライフハッカー [日本版] 」 などのターゲットメディアを運営するメディアジーンがあります。

 

ここでは、企業のマーケティング支援業務におけるアカウントプランニングを統括すると共に、 「DIGIDAY[日本版]」 というデジタルマーケティング戦略情報メディアを運営する DIGIDAY 事業を統括しています。今後イベント事業を積極的に展開していく計画もあり、広告代理店でそういった経験もある私が受け持っております。

 

先日、初めての試みとして、2016年6月に 「DIGIDAY PUBLISHING SUMMIT」 というパブリッシャー向けのカンファレンスを開催しました。テクノロジー企業と、トラディショナルな新聞社や出版社のデジタル責任者などにご参加いただき、デジタル時代にパブリッシャーが直面する問題や取り組むべき課題について、 2 日間議論を行いました。

 

もともと海外の 「DIGIDAY」 では、パブリッシングサミットやリテールサミット、コンテンツマーケティングサミットなど、年間 35 本ものイベントを実施しています。

 

株式会社インフォバーン 田中 準也氏

 

 

前例のない時代に 「先例」 となることを追求した時代。それは無意識であり、可能性への希求だった

 

「知る人ぞ知る」 話ですが、新卒で入社したのは金融系企業です。経営者だった父の背中を見て育ち、堅実さの重要性を叩き込まれた結果でしょうね (笑) 。でも当然ながら、もともとの願望は 「何か創造性のあることを手掛けてみたい」 という思いがありましたから、第二新卒の機会をうまく利用してその頃新しく発足した JR 東日本のハウスエージェンシー 「ジェイアール東日本企画」 ( jeki ) に転職することになります。jeki では、それこそいろんな挑戦をさせてもらうことができました。なかでも特徴的なエピソードとして、テレビの局担と Web 担当を一人で掛け持ちしたことでしょうね。当時、両極に位置した二つの媒体を一緒に担当するなど他社ではなかなかあり得ないですし、会社としても 「田中だから」 というムチャ振り感があったと思います (笑) 。それ以前には駅ビルのポイントカードデータを活用して買いまわり行動を分析する CRM プロジェクトを行ったり、ナローバンドの時代に Web カメラでライブ中継を行ったり、 2002 年ごろに動画配信プラットフォームを開発し、動画広告をやりませんかと媒体社に持ち込んだり。回線スピードも今と比較にならない不便な時代に、今考えればとにかく、ネットの可能性にワクワクしながら、何ができるか?に向かってチャレンジしていたのだと思います。

 

 

「デジタルマーケティングを一生の仕事に」 と決意した 42 歳。人と人、縁と縁がつながることでキャリアができてきた

 

jeki に14年勤めた後、(株)電通、トランス・コスモス(株)、(株)メトロ アド エージェンシー、電通レイザーフィッシュ (現・電通アイソバー) と 4 社で仕事をしました。ありがたいことに、どの転職の際も、以前の上司や先輩、友人から引っ張っていただき、人とのご縁が道を築いてくれたと言えます。

 

具体的な業務内容としては、その時節に登場したてのデバイスを率先して取り入れた企画を主導しました。 2005 年のインターネット動画配信サービスの走りの頃には日本テレビの 「第 2 日テレ」 でインフォマーシャルの制作を担当しました。またその頃、メーカーが自社で EC サイトに参入し始めると 「田中はインターネットに詳しいらしいぞ」 と、 EC サイトのリニューアルを担当しました。

 

メトロ アド エージェンシーに在籍していた 2010 年に、地下鉄の乗り換えが便利になる iPhone アプリケーション 「メトロタッチ」 をプロデュースしました。スマートフォンアプリケーションならではの UI にこだわって作ったのですが、その成果が認められ、アップル社の iPhone4 の TVCM でも使用されました。このアプリケーションが転機になり、 「やはり自分はデジタルを活用したマーケティングとコミュニケーションプランニングの仕事をしていきたい」 と覚悟を決めたのが 42歳の時でした。

 

そこで、本格的にデジタルの仕事に邁進するべく、デジタルエージェンシーである電通レイザーフィッシュに入社したのですが、ここでは積極的に外部の方に会いに行ったりして、ネットワークを広げました。

 

会社や環境が変わっても、私が普遍的な価値としてきたことは、人と人、人とモノ、モノとモノをつなぐ HUB となることだと思っています。既存と未知は掛け合わせのバランスによって、予想外の化学反応を生み出します。それをいつも体感し目撃者でいたくて、その衝動に駆られて走り続けて今があるのだと思っています。

 

 

(株)インフォバーン 執行役員 田中準也 氏インタビュー
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