インフォバーン 【DIGIDAY】 に見る業界トレンド

株式会社インフォバーン 執行役員 田中準也 氏インタビュー
(1) ≪私のレジュメ≫ 株式会社インフォバーン 執行役員 : 田中準也ができるまで (前編)
(2) ≪私のレジュメ≫ 株式会社インフォバーン 執行役員 : 田中準也ができるまで (後編)
(3) インフォバーン 【DIGIDAY】 に見る業界トレンド

 
デジタルエージェンシーである株式会社インフォバーンの傘下にあるターゲットメディア カンパニー 「株式会社メディアジーン」 が運営している 「 DIGIDAY [日本版]」 。アメリカ版 「DIGIDAY」 が日々配信する最新のデジタルマーケティング情報と、日本での独自取材記事を掲載しているデジタルマーケティング戦略情報メディアです。
今回はインフォバーンで DIGIDAY 事業を統括する田中準也氏に、 「DIGIDAY[日本版]」 について、そして業界トレンドなどについてお話をお聞きしました。

株式会社インフォバーン  田中 準也氏
 

「 DIGIDAY [日本版] 」 、記事の質には自信と手応えあり

株式会社インフォバーン 田中 準也氏2015 年 9 月 1 日にローンチされた 「 DIGIDAY [日本版] 」 は、国内外のデジタルマーケティング戦略に関する情報を紹介するデジタルマーケティング戦略情報メディアです。記事の割合としては 6 割が米国版の翻訳記事、 4 割が日本で独自に作成した記事になります。

ちょうど一年経ちましたが、手応えをかなり感じています。今、業界のトップやオピニオンリーダーに取材をしていく記事が多いのですが、一つひとつの記事が非常に読み込まれているという実感があります。記事の数では、他のメディアにかなわない部分もあるかもしれません。しかし、デジタルマーケティング分野で日本をリードしている米国の最新情報をダイレクトに紹介している ということもあり、質においては自信を持っています。

 
 
 
 
 

ホットキーワードは “分散型メディア” 。オーディエンスのいる場所にいかにコンテンツを届けるか

今、 Web メディアというものもどんどん変わってきています。 “分散型メディアの時代” と我々は言っているのですが、今はコンテンツが、さまざまなプラットフォームで閲覧可能な時代になっています。海外であれば Facebook や Twitter 、 Instagram などのプラットフォーマーが強いですし、日本であればキュレーションメディアが強くなっていると思います。これからは、コンテンツを オーディエンスのいる場所にいかに届けていくかが重要になります。

オーディエンスはさまざなプラットフォームにいます。パブリッシャーとしては、どこで自分のコンテンツを見てもらうかが重要で、自分のドメインだけにこだわっている時代ではないのです。

 

変化してきたユーザー行動。検索ではなくハッシュタグで情報を探していく

株式会社インフォバーン 田中 準也氏現在のユーザーの行動を考えると、コンテンツは分散型にならざるを得ません。今、ユーザーの多くはスマートフォンで Web サイトを見ています。スマートフォンだと URL も気にしませんし、どこのサイトを見ているかなど意識しませんよね。特に SNS でシェアされてきたパブリッシャーのコンテンツなど、誰が発信した記事かを理解しているユーザーは半分以下しかいないのです。

今、若いユーザーというのは基本的に検索というものをしません。何かを知りたいと思っても、 Instagram などで情報をたどっていく人が多いのです。 20 代のファッションに興味がある層は、 Instagram で人気を誇るタレントなどの投稿を見て、そこからハッシュタグでつながって情報を探していくのです。ブランドとしては、いかにそのコミュニケーションの渦中に入っていくかが重要となります。

ソーシャルメディア マーケティングは、そのブランドのファンに、より好きになってもらうための深いコミュニケーションをしていくことが重要になっています。その一方で、 ファンではない人に、そのブランドについて気づいてもらうために、今までどおり広告を出して、それをクリックしてもらうというのは、とても難しくなってきていると言えるでしょう。

 

分散型コンテンツの成功事例はこれから

バナーを出して自社のホームページに来てもらうという時代ではなくなってきていますね。ユーザーに気づいてもらう、リーチをして認知してもらうためには、どういう文脈でどういうコンテンツをどの場所で届けるかが重要なのです。

分散型でコンテンツが見られるこの時代に、効果のあった事例というのは具体的に例を挙げるのはまだ難しいですね。試行錯誤の上、これから成功事例が出てくるのではないかと思っています。弊社のグループメディアにも、いろいろとネイティブアドなどを出稿していただいていますが、効果測定をする際に、メディア単位というよりは、コンテンツ単位で行っていくようにしています。どういう層にリーチをしたか、どれだけ見られたか、どういう反応があったのか、など、相対評価をしながら PDCA を回し始めています。コンテンツの評価指標については我々でスタンダードを作っていきたいと思っています。

 
 

 
株式会社インフォバーン 田中 準也氏

田中準也
株式会社インフォバーン 執行役員
アカウントプランニング部門 および DIGIDAY 事業担当

総合広告代理店、鉄道系エージェンシー、IT企業、デジタルエージェンシーを経験した後、2015年インフォバーン入社。企業のマーケティング支援業務におけるアカウントプランニングを統括。マスからデジタルまで精通し、オンラインとオフラインを横断する総合的なコミュニケーションデザインが得意。近年ではスマートフォンデバイスアプリケーションのプロデュースから、Web番組企画などのエンターテインメント領域、B2Bサービスデザインまで幅広く手がけている。

 

 

株式会社インフォバーン 執行役員 田中準也 氏インタビュー
(1) ≪私のレジュメ≫ 株式会社インフォバーン 執行役員 : 田中準也ができるまで (前編)
(2) ≪私のレジュメ≫ 株式会社インフォバーン 執行役員 : 田中準也ができるまで (後編)
(3) インフォバーン 【DIGIDAY】 に見る業界トレンド