第1回「デジタルシフトしろ!」言われましても、、ねえ。。「広告・デジタル・マーケティング業界あるある」〜大手事業会社デジタルマーケッターの嘆き〜

 

昨年から大手事業会社でデジタルマーケティング業務をしている「D.H」です。

 

デジキャリの「業界あるある」シリーズの、

〜大手事業会社デジタルマーケッターの嘆き〜

ということで、経営者時代、CRMコンサル時代、現職の経験から「デジタル」と「会社」の様々な、課題・業界あるあるなどを紹介していきたいと思います。

 

事業会社のマーケティング業務への転職や現場のリアルなコメントを知りたい人向けの記事になれば幸いです。

不定期更新で、最前線で真剣にやっているからこそ、「デジタル」だけの頭にならずに

「デジタル」というものを斜めから見る記事にできればと思います。

 

「デジタルシフトしろ!」と言われましても、、ねえ。

 

事業会社の方はこんな経験はありませんか?

役員・部長:「いまは、オムニチャネル戦略だ」「これからは、データサイエンティストだ」「明日から、デジタルシフトしろ」などなど

展示会の看板に書いてありそうなことを、そのまま上司が鼻息荒く指示をしてきたりすることがこれまでのキャリアで私にはありました。

 

ぼくは「がんばります!!」とついつい、部長の意気込みと自分の興味に負けてしまい

プロジェクトで難しい案件を抱えがちなのですが

実は会社がデジタルシフトするには、準備と覚悟がとても大切だと日々、感じています。

特に、流通・小売などの店舗の売上が全社売上のウエイトを大きく占める会社の方は

かなり、社内での理解やKPI設定、予算取りなどに苦労されているのではないでしょうか?

その代表格が「webでモノを売るなんて!」という言葉かもしれません。

あとは、少しマニアックかもしれませんが

デジタル系の施策は少数精鋭メンバーで、日々対応する企業さんも多く

「webだと、店頭の販促ツールより早いから、○○を来週までにやっておいて」

「いい感じで、バナー作っておいて」など

依頼部署からの無茶ぶりもあるかも知れません。

そんな中で、「理解をして、尊敬してもらう」ことが意外と重要だったりします。

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また、準備ですが

これがとても大変だと感じています。目の前の仕事や無茶ぶりをしつつ

1年先、3年先に会社が良くなるための基盤や環境整備をつくるので心が折れそうになったりもします。

時には、部署の編成で、自分がずっと水面下で進めていた企画が

「来月には結果がわかるようにしろ!」など、急浮上して、帰りが遅くなるときもあります。

そんな中で、たまに、メディアさん、広告代理店さんから

新しいマーケティング技術を紹介してもらったときの、自分の視野が広がる感じが好きでがんばっています。

 

デジタルシフトする上で、大切なポイントをわたしなりにあげるとするなら

以下の5つのポイントが必要ではないかと考えています。

 

1.KPIを獲得(CV)ばかりにおかない

動画、記事広告を認知・興味喚起の要素を意識して、CMとの共存を考える。

 

2.急成長した会社ほど、ITインフラを見直す助走期間をつくる

表面的なデジタルシフトばかりだと、広告効果の計測やより、大きく飛躍するときの足かせになる。

 

 

3.役員クラスで、デジタルの専門家を1人は立てる

大きな予算を使った施策などの時に、企画がシュリンクしたり、短期的な顧客獲得に歪んでしまう可能性がある。

 

4.認知・獲得系の施策、両方とも、1つの予算あたり1020%は新しいメディアをチャレンジする

アドテク業界全体にも言えますが、半年立てば、企業の業界ポジションが変わってしまうくらい変化が激しいので、半年前の実績はあまり信用せず、フラットにアドテクツールを評価することが重要。

 

5.アドテク用語(カタカナの専門用語)の裏側を考える

実は、CRMの場合だと10数年前と課題が変わっていなかったりします。いろいろな会社が、いろいろな単語で「ここが課題です」と、問題提起しますが、裏側の困っている人や、課題は本当の意味で変わっていなかったり、少しケースが変わったりしているだけの場合がほとんどです。

デジタルに関わる人ほど、アナログ感覚で、生身の感覚・手触り感みたいなものに優れているひとが多い会社ほど、デジタルシフトが上手くいくと感じています。

 

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おわり

大手事業会社マーケッターの嘆き

 

<筆者経歴>

大学4年生3月に中退・起業。

大学時代に、外資系生命保険、不動産、広告など複数の商材を個人事業主として経験。

起業後は卸業・物流ビジネスを展開して、2年後に売却。

CRM・データ分析コンサルタントに転身後は、航空会社、食品会社、スポーツアパレルメーカーの分析環境、DMP構築に従事。

現職は、事業会社のマーケティング担当者として、web広告の出稿、ディレクションをしながら社内のデジタル化を推進。

広告(新規獲得)〜CRM(既存顧客活性化)まで、自分の力で設計、環境構築できるような人材を目指して、奮闘中。

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